無垢材について

家を造るときに可能ならば取り入れたいこと一つに、『無垢材を使いたい』と言うのが有ると思います。
「できるなら無垢の柱にしたい」「無垢のフローリングってかっこいい」などよく耳にします。
その思いをあきらめること無く家を建てることを標準としています。

柱・土台・大引きは『ひのき無垢材』、梁は『米松無垢材』を使用致します。

◎構造材は適材適所に樹種を使い分けています。

・鉛直荷重(縦にかかる力)がかかる柱には、縦に強い『ひのき』を・曲げ荷重がかかる梁には、曲げに強い『米松』を山や森で育った自然の木そのものを、使用する形状に丸太から切り出した木材です。
無垢材は時間経過とともに固化していき、強度が高まってきます。

奈良の法隆寺は無垢材で造られており、1300年以上にわたり重い建物を支え続けています。
その他には、調湿作用もあり、断熱性に優れた体に優しく健康的です。

無垢のフローリングやカウンター等の仕上げとしての無垢材は目に見えるメリットがいっぱいです。

・無垢材のフローリングは合板と違い、梅雨時期も ベタベタすることがない。
・冬は裸足でもひんやり冷たくなく温かみを感じる。
・建具や内装部材もすべて無垢材だと新築特融の 科学的な嫌な臭いが全くなく、木の良い香りに癒される。
・アレルギー症状やシックハウス症候群に悩んでいる方が安心できる人に優しい素材。
などいろいろな有ります。

ですが、手入れやメンテナンスで不安に思われる方も多いと思います。

そんなメンテナンスについてあげてみると、
・キズや凹みは濡れティッシュで水を含ませ温まったアイロンで抑えると蒸気で戻る。
・劣化してきても無垢材の表面をサンドペーパーで削ると新品同様になる。
・合板の建材メーカー品と違い100年先も同じものができる。
・無垢材は使い込むと風合いに深みが出て愛着が湧いてビンテージのジーンズのように"味"が出てくる。

など、そこで生活している足跡が残っていき、メンテナンスも一つの楽しみになるのではないでしょうか。

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